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ハイテク独房

ハイテク独房

独房の作り方
スマホ一台
イヤホン
はい、できあがり

満員電車の中には
数えきれない独房
100人相手に
送受信を繰り返す女の子

手につくのは
スピードタッチだけ
虚しさはない
感じる暇もない

手のひらサイズの
電子の箱に脅かされ
8両車両に詰められる
ハイテク独房


僕が電車に乗るとき、いつもイヤホン付けてスマホ弄ることが多いなと思って作った詩。
電車は苦手だ。匂いが駄目。他の人の匂いで来ることもあるけど、ふとした時に自分の匂いが気になるのが一番堪え切れない

あと、女の子が駄目。魅力的過ぎる。あんまり見過ぎて、視姦してないかすごく気になる。チラ見でそう思う自分が実に情けない。

でも、そんな女の子ほどスマホとイヤホン標準装備してて。僕と同じで、やっぱり電車の中嫌なんだなと思ったり

世の中は便利なものが増えてく一方だけど、その度に感情的に対応しなくてはいけないものが増えて、キリがないほど加速を求められているような気がする

また『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』に出てくる情感オルガンみたいに、スマホは時に色々なスイッチを押してきて。性欲なんかは特に、その事後処理も一台で済ませてしまえるからおかしなものだ

僕は常にこの箱に囚われて、脅かされいる。去年、スマホ壊して乗り換えした時にそれを強く実感した。無ければ無いで色々な事が不便で、その時は契約したけど。今振り返ると別に無くても生活出来るよなって思うので、次はガラケーにしようと思う