虚無感

天井のシミになりたい

天井のシミになりたい
故郷の居間の
茶色い
あのシミに

仕方ない
仕様がない
なす術が無いと
諦められた
あのシミに

何も無く
さればとて
在るが儘
諦められたい

夢もなく
価値もなく
尊厳もない
あのシミのように

虚空
イメージの終着点



江戸川乱歩の「芋虫」を読んだ時、衝動的に作った詩。乱歩地獄観たいなぁ。