詩作は日々の生活から産まれる余剰か

共感覚者のファインダー

君は何色だい?
僕は共感覚
君が紫色に見えるよ
まるで小麦色の肌に浮かんだ
ぷっくりと腫れた痣のような
痛ましいほどに鮮烈な紫色
ねぇ、なんで君は笑ってるの?
傷つけられるばかりの
奪われるばかりの日々の中で
その被虐者めいた笑顔は
深い青色に見えた

 

 

 

wonderful 4

だんだん冷たくなってきて
肉が体温を捨てたみたいだ
このまま腐って土に還るのかな
そう思ったらなんだか楽しくて
身体が私を忘れる夢
感覚が時間の概念からはみ出して
意識は綺麗さっぱりと無になって
まるで一つの牢獄みたいに
閉じこまって完成してしまった
とても素敵な夢じゃないって?
あの日の君は死さえ遠かったんだねぇ