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never

24+

僕は誰にもなれない 君を飲み込んだ
カーテンを閉めた薄暗い部屋 浸み出した朝の光は
歪んだ僕らの形を いたわるようで
呼吸をする度に 君が壊れていくのを感じた

僕ら一つになって 二人をやめて
街の景色に潜んで 意識をやり過ごした
はずなのに

君が行くと言ったら ついていったのに
僕を残したまま 君は発ってしまった
この部屋の壁に掛けられた時計は
間違い続けたまま
ずっと待っている 今日が過ぎる時まで

誰かに気づかれたら 生きていけない
この消失感が だんだん強くなって
僕を壊してゆく 記憶を赤に染めて
窓の向こうの景色の 色を奪って

Ah…

この虚しさは どうやって埋めればいいの
この生き苦しさは どこで紛らわせばいいの
君は僕を失って 白い景色を手に入れたんだ
それを恨んで 憎んで 生きていけばいいの

街には君の匂いが残ったままで
僕はずっと今日のままで 君を探してる
時間が止まった 無価値になった
二十四プラスの刻が続く