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錯覚

完成しない絵

世界が一つだと信じていた頃
僕は完成してしまったと錯覚していた
いつだろう、虚勢で大きくなった身体を
空虚と名付けて殺してしまいたくなったのは
逃げ出せば全て嘘に変わるなんて
心の暗がりに寄り添えば報われるなんて

夢見てた、夢、観てたから

窓の向こうに海が見える白い家
その窓辺に君がいてくれたら
この絵は完成するだろう

 

 

 

 

いつだって、僕のしたいことは脳内の予定表通りにいきません。そのあまりの情けなさに死にたくなります。でも、その感情さえ言葉に還元して一つの世界にして詩に閉じ込められるなら、ずいぶんしぶといなって。そう錯覚して生きていきたいと思います。